エルメスの歴史
エルメスはフランスのエルメス・アンテルナショナル社が展開するファッションブランドの商標である。エルメス社は馬具工房として創業し鞄や財布などの皮革製品に事業を移行しつつ現在に至る。馬具製作の技術を基にエルメス最初のバッグはサック・オータクロア(オタクロワ)現在の名前はオータクロアまたはオタクロワを発売以後ケリー等を発売して行く。
ケリーと同様の人気を誇るバーキン(ビルキン) の名は、1984年に第5代社長のジャン=ルイ・デュマ=エルメス氏が航空機の機内でたまたまイギリス出身の女性歌手ジェーン・バーキンと隣合わせとなり、彼女がボロボロの籐の籠に何でも詰め込んでいるのを見て、整理せずに何でも入れられるバッグをプレゼントさせてほしいと申し出たエピソードに由来する。
なおバーキンの原型は先程ののオータクロアであるが、今やオータクロアをはるかに凌ぐ人気である。
日本のセレブの中でもとても人気である。
エルメスの刻印
エルメスのバッグはヴィトン等と同じように刻印がその年代ごとに入っております。エルメスの革製品は基本的にひとつひとつが職人によって作られており出来上がった製品には 製造年、アトリエ名の他職人No.を示す刻印が刻まれます。
他にソルド品やスターマーク等が有ります。特にこれらソルド品やスターマークは価格に影響しますので注意して下さい
(バーキンやケリーの場合はクロアの裏側に見ことができます。)
刻印はA→B→Cと一年ごとに順番に変わっていきます。下の写真を参考にして下さい。
刻印と製造年一覧表
1964 T | 1973 ◯C | 1982 ◯L | 1991 ◯U | 2000 □D | 2009 □M |
1965 U | 1974 ◯D | 1983 ◯M | 1992 ◯V | 2001 □E | 2010 □N |
1966 V | 1975 ◯E | 1984 ◯N | 1993 ◯W | 2002 □F | 2011 □O |
1967 W | 1976 ◯F | 1985 ◯O | 1994 ◯X | 2003 □G | 2012 □P |
1968 X | 1977 ◯G | 1986 ◯P | 1995 ◯Y | 2004 □H | |
1969 Y | 1978 ◯H | 1987 ◯Q | 1996 ◯Z | 2005 □I | |
1970 Z | 1979 ◯I | 1988 ◯R | 1997 □A | 2006 □J | |
1971 ◯A | 1980 ◯J | 1989 ◯S | 1998 □B | 2007 □K | |
1972 ◯B | 1981 ◯K | 1990 ◯T | 1999 □C | 2008 □L |
スターマーク
エルメスのロゴ刻印の近くに流れ星の刻印が入っている製品がごくまれ稀にあります。これは「スターマーク」と呼ばれるものでエルメスの関係者に向けて作られた製品に入っております。希少価値が高いと言われる場合と、エルメス関係者以外の人が持った場合メンテナンス等が得られ難いため一般的には相対的価値は低いと思われます。
素材の刻印
バーキンやケリーなどで爬虫類系素材が使われているものにはエルメスのロゴ刻印の近くに素材刻印が刻まれています。
・クロコダイルポロサス
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エルメスの中で一番人気で値段ともに最高を誇る素材がクロコダイル・ポロサスです。
クロコダイル・ポロサスとはイリエワニ(スモールクロコ)です。
腹部のウロコが綺麗にそろったクロコダイルはワニ革の中でも最高級品です。
光沢があるクロコダイル・ポロサス・リセと、マット加工のクロコダイル・ポロサス・マットの2種類が御座います。
中でも光沢のある美しいクロコダイル・ポロサス・リセのほうが人気のようです。
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∧の刻印があります。
・クロコダイルニロティカス
●●の刻印があります。
・リザード
−の刻印があります。
・アリゲーター
□の刻印があります。