試金石と比重計を使った金の調べ方。
ゴールドキャットでは二つの方法で金製(K24・K18・K10等)をお調べしております。試金石による判定:
お持ち頂いたお品物が金かどうかお調べするとき一番手軽で簡単に金かどうかを判定する事が 出来るのが試金石による判定です。方法は簡単、判別するお品物を特殊な試金石で擦って、試金石に残った条痕(削られた金の痕)を硝酸をかけて判別します。
理屈はいたって簡単、金と相性の良い試金石に擦る事により金の条痕をみると金製がある程度わかります。
硝酸をかける事により科学反応が起き、金以外の金属は条痕が消えてしまいます。
また、24金から18金は硝酸をかけても条痕が消えないのに対して、14金から10金等は時間と共に薄れて消えてしまいます。
これにより金製を判断する事が出来ます。
金メッキが厚くされているものは、メッキ部分が試金石に残り判断を間違える事があるので必ず、試金石で擦った場合、擦った部分をルーペで確認する事が大切です。メッキなどの場合 擦って下地が出てきます。
欠点はお預かりしたお品物を一部とは言え擦る事によりキズを付けてしまうことです。
硝酸 | 試金石 | 条痕 |
比重計による判定:
それぞのの金属には比重が有ります。同じ金属でも鉄よりもアルミニウムの方が軽いのは一般的に知られております。同じ理屈で判別しようとする金属の比重を計ることにより金かどうかをみます。
この場合にはメッキ等が施して有っても、本来の比重を測定しますのでそれらに左右されずに計測する事が出来ます。
ちなみに金は他の金属に比べて非常に重い金属ですので鉄や銅等とは直に判別できます。
測定する計器は比重計と呼ばれ千分の1グラムまで計測する事の出来る精密機器となります。
例外としてタングステンと呼ばれる金属は金とほぼ同じ比重となり、よく金に似せた品物として出回っております。
この様に金かどうかを調べる方法は2種類の方法で調べることでほぼ間違いなく金製を判断する事が出来ます。
当店はこの様な方法と永年培って来た経験によりお客様のお持ちになられたお品物の金製を正しくお調べしてK24からK18,K10等を正確な計測機器にて計量しております。
比重計 | 水中で計ります | 比重計の表示 |
正確な計量:
お客様がお持ちになられた大切な貴金属を正確に計量するために毎日 200.00gの正確な計量文鎮にて計器が正確に作動しているか確認しております。客様がお持ちになられたお品物はお買取の後二通りの経路に分かれます。
一つ目はスクラップ貴金属として全ての金属を溶かしたのち精錬して純度99.99%の純金にまで精錬したのちに再利用されます。
もう一つはダイヤモンド等石が付いている主に指輪等は製品として再販売されるケースです。
この場合の再販売は直にそのお品物を店頭に出すのでは無く、一旦リフォーム業者の手に渡り石などは全て取り除き、指輪などの土台を磨き治す作業をします。
また石等のキズが有る場合には個々で修復したのちに元通りになおして店頭に並びます。
いずれにせよお買取に際に一番重要なのが計量となりますが、当店ゴールドキャットでは正確な計量をする為に何時も計測機器のメンテナンスを行っております。
重量計 | 調整 | 拡大ルーペ |